守備の極意

年齢を重ねながら草野球をやっていると、だんだん守備位置に困ってくる。投手からセカンド、そしてファーストへ。もともと外野手なのだがもはや打球がよく見えないので、その選択肢はない。さらに最近、我がチームの外野手と話していて、彼は昔から打者のバットの振り出しやそのスピード、打球音、当たった後ボールが飛び出すスピードを瞬時に判断して動き出すという。え、そんなことやってたの?中学からずっと外野だけど、僕はそんなこと意識したことない。イャー、素人同然だなぁ、下手なわけだ、と納得するやら意気消沈するやら。
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そんな時、たまたま人が足りなくてサードをやった。結構打球が飛んできたけど人工芝グラウンドだったのでイレギュラーバウンドもなく、そつなくプレーできた。それが去年の最後の試合。優しいチームメートたちから褒められて、今年最初の試合もサードをやってみた。こちらは河川敷の土のグラウンドだったけれど、再び結構うまくいった。なんだぁ、最初からサードをやっていれば良かった。そう言えば中学で最初に試合に出たのは内野(セカンド)だったのに、なぜ外野を選んじゃったんだろう?と、もう50年以上前の選択に後悔、と言うか反省。それで上達するための本を探した。「守備」だけを扱った本はなかなかないのだけれど、探してみたら書店に平積みにされていた。
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『高校野球界の監督がここまで明かす!守備技術の極意』(大利実/KANZEN)
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基本的な外野守備のスキルも知らなかったぐらいなので、次々に出てくる内野手、外野手、捕手、一塁手、投内連携などの守備の極意に唸るばかり。一例を挙げると、打球に対するスタートが遅いと感じていた外野手のコツとして「進む方向の足を外しながら、頭と体軸を思い切り傾ける」は、もう外野手としてはやらないけれど、内野のフライ守備にも通じるコツ。この本で読んだ様々な極意を個人練習でやってみて、早く試合で試してみたい。春季大会は1回戦で負けちゃったので、次の試合がいつになるかまだわからないけれど、トライしてみるのが楽しみな日々です。
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(針谷 和昌)
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hariya  2025年4月20日|ブログ