日々本 其の二百九十七「環境白書」

『ほんとうの環境白書』(池田清彦/角川学芸出版)


地球温暖化の原因と言われているCO2。発電所からでるそのCO2を回収して地下に貯蔵する(CCSというそうだ)ために、来春から環境省が沖合調査を始めると先日の新聞に出ていた。温暖化していない、という話が結構ちまたに出て来ているのに、そこに力を注ぐのはもったい。

『放射能と健康被害 20のエビデンス』(岡田正彦/日本評論社)に、温暖化していないという話が書かれていたけれど、この本にも「破綻した温暖化論」という章があって、「むしろ真逆のことが起きている」ということが明快に書かれている。「イギリス気象庁やアラバマ大学が独自に公表している最新のデータによれば、地球の気温はここ10年で0.3℃下がっている。100年間で0.6℃が急激な上昇なら、10年で0.3℃はそれを上回る急激な下降ではないか。」

すべてを書き出したいところだけれど、この章の各項のタイトルだけでも書いておこう。

1 捏造疑惑に揺れる「人為的温暖化論」 ―クライメート事件
2 温暖化と京都議定書 ―排出権取引をめぐるEUの戦略
3 低地に進出するルリボシカミキリ ―温暖化では説明できない異変の数々
4 ラニーニャと気温変動 ―古典的温暖化論の限界
5 黒点減少! ―太陽活動の低下が地球寒冷化をもたらす
コラム 火山噴火と地球寒冷化
[追記と検証] 厳冬もCO2の増加のせいか?

地球温暖化ではなく、環境問題として捉える。友人の話によると、世界はそういう流れになってきているらしい。

日々本 第297回 針谷和昌)

hariya  2013年9月14日|ブログ