日々本 其の二百四十二「倒れるな」

『倒れるな』(小野澤宏時/ベースボール・マガジン社)

僕が編集協力した本が出ました。日本ラグビーの第一人者・小野澤宏時選手の本です。そして今日は日本代表vs.トンガ戦。この試合で小野澤選手は、日本人最多キャップの最多記録に並びます。

つい先日、出版社の担当者が出来上がった本を持参してくれました。僕はその後すぐに50年来の友人のお見舞いに行くところでした。中学時代にラグビーをやっていた彼が体調を崩し、近々大きな手術をすると聞いていたので、この本が良いプレゼントになるのではないかと思い、早速持参しました。

「倒れるな」のタイトル。そして帯には「倒れなければトライできる。」の言葉。出来たてホヤホヤのこの本は、今の君に渡すべき本ではないかと思って持って来た、と言うと、ほんとそうだね、と友人は応えてくれました。

それから2日後、今度は本にも出て来る著者のお母さんにバッタリ会いました。本人はチームメートがたくさんいるところで出来上がった本を出されて皆から話題にされるのを嫌がっていたのでまだ渡していません、とお母さんにお渡ししました。そう、あの子は恥ずかしがり屋で目立つことがとっても嫌い。(綿毛の状態の)タンポポのような子で、そっとしておいてあげなくちゃいけない、と語ってくれました。

タンポポ。蒲公英。dandelion。ダンディライオンには明るい黄色という意味もあるそうで、黄色は小野澤選手が所属するサントリーサンゴリアスのチームカラーでもあります。この本がたくさん売れて、続編を、ということになったら、小野澤選手に今度は「タンポポ」というタイトルはどうかと進言してみたいと思います。

(日々本 第242回 針谷和昌)http://booklog.jp/users/hariya

hariya  2013年5月25日|ブログ