日々本 其の九「使ってみたいな」

SONYの電子書籍リーダー「Reader」で昨年来ずっと読んでいるのが『門』(夏目漱石。毎日少しずつ読んでいるのでまだ読み終わらないが、いまあまり使わない言葉が出て来て面白い。わかりにくくならず、また嫌みにならない程度に、自分が書く文章にも使ってみたいなと思う。いま読んでいる周辺のページから幾つかピックアップしてみた。

熱り <ほてり>
平日 <いつも>
昨夕 <ゆうべ>
(言葉)寡なに <すくなに>
穴勝 <あながち>
走けて(行った) <かけて>
幾何 <いくばく>
色沢 <いろつや>
憶い(出す) <おもい>
(色を)易える <かえる>
<いや>
先刻 <さっき>
面前 <まのあたり>
<ぬくもり>
後れる <おくれる>
(行くが)宜かろう <よかろう>
<へや>
朋友 <ともだち>
悠くり <ゆっくり>
回って <めぐって>
緩くり <ゆっくり>
<しっぽ>
漂浪いて <うろついて>
音便 <たより>
(袋に)討入った <はいった>
報知 <しらせ>
音信 <たより>
判然 <はっきり>
仕合せ <しあわせ>
腰掛 <ベンチ>
(知識を)有たなかった <もたなかった>
目標 <めじるし>
伴れて <つれて>
(嘘を)吐いて <ついて>
(吹き)荒んで <すさんで>

日々本 第9回 針谷和昌)

hariya  2012年1月14日|ブログ