ことしの本棚51『石川遼の育て方』

『石川遼の育て方』(石川勝美/Gakken)
 

 
「夢に向かってまっすぐな子が育つ石川家のルール42」という副題にそそられ、僕自身、石川遼のファンであるとともに、子供たちに向けた教室を公私にわたって企画することが多いということもあり購入。でも当初の目的よりも、石川遼が「読書好き」であり子どもの頃からいろいろな本を読んで来たことを知るという、意外な成果があった。その点に絞ってピックアップしてみる。
 
『浦島太郎』
『イソップ童話』「金の斧」「アリとキリギリス」「北風と太陽」「すっぱいブドウ」
『老人と海』(ヘミングウェイ)
『伊豆の踊り子』(川端康成)
『野菊の墓』(伊藤左千夫)
『雪国』(川端康成)
 

 
スポーツでは想像力が必要、その想像力を養うのに、読書はとても役に立ち、読解力もつく。童話や童謡の読み聞かせは毎日やった、言葉を考えさせるにはこれ以上の教材はないと、石川遼のお父さんは書く。“石川遼の本棚”一度見てみたい。

(ことしの本棚 第51回 針谷和昌)http://booklog.jp/users/hariya

hariya  2011年5月28日|ブログ